必見!薪ストーブで家を暖める工夫

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薪ストーブで家を暖めるには、理屈を理解した上で工夫が必要です。

富士山薪ストーブクラブで、実際に薪ストーブを使っている人の話を聞くと、薪ストーブを入れたからといって、家中暖かく快適に過ごしている人は多くありません。

詳細は下記ページで紹介しています。

薪ストーブを入れても暖かくない
私は富士山薪ストーブクラブで多くの薪ストーブ愛好家と面識があります。薪ストーブ一つで家は暖かくなりますよ。・・・などと工務店や薪ストーブ店の言葉を信じて導入した人もいる様ですね。色々話を聞いてみると、冬、薪ストーブで家中暖かく、快適に暮らし...

ただ、薪ストーブに火を入れるだけより、年々、工夫を積み重ねていくと、快適さが増して行きますよ。。
そのヒントを以下にまとめてみました。

ドブレ

 

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薪の燃やし方

富士山薪ストーブクラブの中でも、
薪ストーブで薪をどうやって燃やしたらいいの?
・・・といった疑問が投げかけられる事があります。

なんとなく薪ストーブを使っているのだけれども、それでいいのか?

不安になるのだと思います。
そこで、薪の燃やし方のポイントを記しておきます。

薪ストーブの炎

薪ストーブの基本的な燃やし方

薪ストーブの燃やし方を一言で言うと、

” 薪ストーブの温度を上げてキープする ”

・・・というのが基本でしょう。

その為には初め、空気と細めの木を入れて ・・・ 等々

それら具体的なポイントが記されているものがあります。
薪ストーブの取扱説明書です。

暖かい薪ストーブの炎

薪ストーブの取扱説明書を読みましょう

取扱説明書には薪ストーブの設置の仕方だけではなく、どうやって薪を燃やすのかも記されています。

例えば、ヨツール f600の取扱説明書には以下の様な内容が記載されています。

  1. 天板につけたマグネット温度計が400~600度になるまで薪ストーブの温度を上げる
  2. 温度が上がったら、全開していた空気調整レバーを徐々に閉めていく
  3. 薪を追加する時は空気調整レバーを全開する
  4. まず、熾火を平坦にしてから、薪を入れていく
  5. 空気調整レバーは薪を入れてから5~10分は全開のままにしておく

私はいくつかの薪ストーブの取扱説明書を読んでみました。
各々、記載内容が異なります。

薪はどうやって乾かしたらいいのか?
薪はどれくらい入れられるのか?
薪はどの様に置くべきか?

等々、薪ストーブの操作方法を上のヨツール f600よりもっと詳しく記されたものもあります。

英語で書かれた取扱説明書

取扱説明書は英語でかかれている場合も多く、私たち日本人には読み難いです。
でも、読んでみると新たに気づかされることが書かれている場合もあります。

是非、読んでみて下さい。

熾火が溜まって来たら

ヨツール f600の取扱説明書には熾火について触れられていますが、薪ストーブの燃やし方の説明で熾火について記されたものは少ないです。

炉内に溜まった熾火

薪が燃えて、黒い炭になり、小さく分解され、熾火になります。
それが炉内に山の様に溜まって来ます。

その様な状態になった時、どうしたらいいのか?
富士山薪ストーブクラブのメンバーから聴いた話をまとめると以下の様になります。

  1. 熾火の山を灰かき棒で崩して出来るだけ平坦にします
  2. 空気調整レバーを開けて、熾火が赤々と燃える様にします
  3. かなりの高温を熾火が発します
  4. 熾火に灰がかかって白っぽくなったら、灰かき棒でかき混ぜます
  5. 再び熾火が赤々とし、高温になります
  6. 熾火の堆積が少なくなり、薪を入れ易くなったら薪を入れて燃やします

厳冬期の薪ストーブの燃やし方

薪ストーブの温度を上げると薪の消費量が増えます。
それ故、普段は抑制して燃やしている人も多いかと思います。

それだからか、

厳冬期、薪ストーブの温度をもっと上げたいのだけれども、なかなか部屋が暖かくならない

・・・と言う方もいますね。

寒い真冬

厳冬期における薪ストーブの燃やし方を整理すると以下の様になるでしょう。

  1. 炉内の空間を確保する
  2. 通常通り着火する
  3. 二次燃焼エアーを絞り過ぎない
  4. 太い木だけでなく細い木も投入する

沢山の熾火を出来るだけ減らす

厳冬期は薪を多く投入するので、熾火になった炭が沢山、残りますね。
その炭や灰で炉内の空間が少なくなってしまうと、薪ストーブの温度を上げ難くなります。

その為には灰を捨て、熾火の炭をならして平坦にしましょう。

熾火の炭を平坦にならす

また、熾火が多い時で外出す折は、薪を投入せず、空気弁を開けておく様にすると熾火の炭を減らせます。

ちゃんと細い木から着火しましょう

厳冬期では早く暖かくしたいと焦る場合もあるでしょう。
だから、出来るだけ早く太めの木を投入したくなります。

でも、それは逆で、厳冬期だからこそ、細めの木を普段より多めに使って着火しましょう。

その方が温度が上がり易いです。

細めの木で着火

温度を上げるのに枝が役立つ

薪ストーブの温度を上げるには、空気と薪をしっかり投入することです。

通常は太い薪が炉内の温度を上げ過ぎず、安定的に燃えてくれます。
だから、温度を上げたい時は細めの木を一緒に入れると良いでしょう。

細めの木は燃えやすいので炉内の温度を上げてくれます。

細めの木も一緒に燃やすと温度が上がり易い

特に枝が良いです。
薪にする木を集める時に枝などは目にもかけない時が多いのですが、実は厳冬期にとても役立ちます。

ケヤキや百日紅などの枝は厳冬期にはとてもありがたいです。
幹だけでなく、枝もしっかり集めておきましょう。

火力を上げてくれるケヤキの枝

温度の上げ過ぎに注意

通常の薪ストーブの天板のストーブサーモメーターは下の様な具合でしょう。

ストーブサーモメーター

枝をどんどん投入するとガンガンに燃えて薪ストーブの温度は上がります。
ストーブサーモメーターが真ん中をさす状態で、かなり熱くなっている筈です。

薪ストーブがガンガンに燃えている状態の温度

さらに上げて行くと直ぐに
Too hotOver fire の燃やし過ぎゾーンにストーブサーモメーターは行ってしまうでしょう。

気をつけましょう。

炉内で燃える薪

薪ストーブの効果を引き出す燃やし方

実は薪ストーブを使っている人でも、薪ストーブがなぜこんなにも暖かいのか?
その理由や理屈が分かっている人は少ないです。

知らない

理屈にそった燃やし方をすれば、家がより暖かくなるでしょう。

どうやって薪ストーブは家を暖めるのか?

不思議な事に、薪ストーブに火を入れたばかりでまだ熱を発していないのに、私は少し暖かくなった気がするのです。

私の心は特別に薪ストーブを感じる事が出来るのかもしれません。

・・・ そんな風に思ったのですが、お恥ずかしい事に私は自意識過剰だったのでした。

お恥ずかしながら

私が暖かく感じたのは、ちゃんとした薪ストーブの効果だったのでした。

薪ストーブの空気を暖める効果

薪ストーブは本体の温度が200~300度程になる様に使います。

薪ストーブは大きいですから、大変な熱量になります。
必然、空気が暖まりますね。

薪ストーブの炎

薪ストーブは遠赤外線を発する

でも、薪ストーブのメインの暖房効果は本体の温度ではありません。
薪ストーブが沢山発する電磁波です。

光も電磁波の一部ですが、薪ストーブが発するのは波長が長く、目に見えない電磁波です。
遠赤外線がそうです。

電気ストーブに遠赤外線ヒーターというのがありますね。
その大きい版が薪ストーブという事です。

薪ストーブが暖めるもの

薪ストーブから発せられた遠赤外線は、薪ストーブの周りにあるものを暖めます

壁、椅子、テーブル、床 ・・・

薪ストーブの遠赤外線が十分、家の中のものを暖めるには時間がかかります。

エアコンやファンヒーターの様に温風を出す暖房器具と大違いです。
それ故、使い方も異なるわけです。

温風を出すエアコン


例えば、朝、出勤前のわずかな時間だけ部屋を暖めたい
・・・というのには、薪ストーブは不向きなのでした。

薪ストーブは長時間使ってこそ、暖かくなるものです。

薪ストーブに火を着けたばかりなのだけれども、ちょっと犬の散歩に出かけたい。
そんな時は、薪を足してから外出した方が良いという事になります。

家に誰もいなくなるので、薪がもったいないと思うかもしれませんが。

犬の散歩に外出する

1階を暖める工夫

2階は暖まるのだけれども、薪ストーブがある1階は寒いんだよ。

富士山薪ストーブクラブのメンバーからよく聞く話です。
例えば下の様な間取りの家

寝室がキッチンの奥にある間取り

薪ストーブの上は吹き抜けになっているので、暖められた空気は2階に行ってしまうのですよね。

そこで考えられる1階を暖める工夫の例を以下に紹介します。
この様な工夫を積み重ねる事により、薪ストーブ生活が快適になって来るでしょう。

空気を移動させる工夫

サーキュレータは効果的です。

暖めたい所から薪ストーブに向けて風を送ります。
サーキュレータの近くの空気が少なくなるので、空気が補充されます。

それにより空気の循環が行われ出します。

輻射熱を広める工夫

電磁波の輻射熱は薪ストーブから放射線状に発せられます。
1階にも2階にも均等に広がって行きます。

出来るだけ薪ストーブから離れた場所を暖めたい場合は以下の様な工夫が必要になるでしょう。

電磁波の広がる様子

薪ストーブの前は整理整頓

薪ストーブの前に雑然と物が置かれていると、電磁波が広がるのを傷害します。

また、障害物が電磁波を吸収します。

薪ストーブの前の障害物が暖かくなっていたら、その分、離れた場所が暖かくなる機会を失ったということです。

薪ストーブの前の障害物

薪ストーブの近くに反射板を置く

魔法瓶の内側は鏡の様になっています。
電気ストーブの遠赤外線ヒーターも反射する様になっています。

鏡は光だけでなく、遠赤外線などの電磁波も反射します。

薪ストーブから離れた場所に輻射熱が届く様、反射板を設置しましょう。

暖めたい離れた場所に黒い物を置く

電磁波は黒いものに吸収され易いです。

だから黒っぽい服を着ていると、薪ストーブの暖かさが伝わり易いです。

薪ストーブの暖かさを広めたければ、薪ストーブの前に黒いものを置かないで、離れた場所に移すといいでしょう。

 

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